ナガのドラム

全長10メートルを超える巨大なドラムを作った。

ミャンマーとインドの国境地帯に暮らす少数民族・ナガ族のユニークな文化の1つだ。当時の記録を映像で残した。

東南アジアの西端、タイとインドに挟まれるように位置しているミャンマーは、優に100を超える民族が暮らす多民族国家です。そしてその北西部、インドと国を分かつように位置する丘陵地帯に暮らしているのがナガ族です。ミャンマーで暮らすナガ族の多くは、奥深い山の中で自給自足の生活を送っています。厳しい地理的要因と複雑な政治的背景が相まって、彼らが住まう丘陵地帯への入り口は長らく閉ざされてきました。そのため、ユニークな文化を今でも色濃く残しています。2016年の2月から3月にかけて、ナガの音を記録しながら、彼らの村を訪ねて回りました。その中の一つサパロ村で、ナガ族が古くから受け継いできた巨大なドラム作りに立ち会い、見たことも聞いたこともないような出来事に釘ずけになりながら、毎日記録を続けました。当時の記憶を紡ぎ、この「ナガのドラム」を作りました。

​映像・文|井口寛  デザイン・絵|汐田瀬里菜

販売|アオラ・コーポレーション